パーソナルスペースである個人のブログを持つことで、書き込みのハードルの下げ、情報の量を増やすことが出来ます。また、ブログの記事であることで、閲覧者がコメントやトラックバックを使い情報の幅を広げることができます。
研究や開発をする上で、共同研究者同士の情報共有は必要なことです。今までは、月一度の全体会議や、メールでの報告などで、情報共有をしてきたとおもいます。しかし、学会への海外出張や、他の会議のために、プロジェクトの全体会議のメンバーがそろわなかったり、メールでの情報共有も、整理できずになかなか思うようにならなかったとおもいます。
そこで、一種のグループウェアである、グループブログを利用することによって、情報共有をご提案いたします。
今までの情報ツールであるメールや掲示板では、思いつきやアイデア、ネット上に転がっている関連情報などは、なかなか書き込みづらいものです。メーリングリストでは、情報に対する返事(レス)が、別のメールとなり、情報が切れてしまっていました。また、掲示板では、公の場ということで、ちょっとした発言は、遠慮がちになっていました。
パーソナルスペースである個人のブログを持つことで、書き込みのハードルの下げ、情報の量を増やすことが出来ます。また、ブログの記事であることで、閲覧者がコメントやトラックバックを使い情報の幅を広げることができます。
特に、別の大学・研究所だったり、企業との共同研究だったりした場合、月一度の会議ではそれまでにたまった情報量が多くて、細かな情報までのやり取りはしにくかったのではないでしょうか?日々の思いつきやアイデアなども共有できれば、さらに面白い研究も出来ると思っています。
学内・グループ内・研究室内向け(非公開型)
・産学共同研究
・科学研究費などを利用した研究プロジェクト
・研究室内での情報共有
・ワークグループによる研究プロジェクト
・OB・OG向け情報共有サイト
・産学共同研究
参加者:大学の先生、企業の研究者
研究にかかわる話題や、成果、失敗したこと、工夫したことなど、日々の情報交換により、情報共有を図ります。また、それぞれの記事にコメントなどをつけることで、全体会議を待たずに、次の策を講じることが可能になります。
・科学研究費などを利用した研究プロジェクト
参加者:研究メンバー、大学研究室、共同研究企業
研究にかかわる話題や、成果、失敗したこと、工夫したことなど、日々の情報交換により、情報共有を図ります。また、それぞれの記事にコメントなどをつけることで、全体会議を待たずに、次の策を講じることが可能になります。
・研究室内での情報共有
参加者:教授、准教、助手、研究員、大学院生、大学生
研究室に配属された学生は、短ければ1年、長くても3~5年で研究室を離れることになります。研究には、研究ノートがあり、それに日々の研究記録を記述するようになっています。ただし、基本的に、この研究ノートは、本人しかわからない記述も多く、研究室で共有していることも少ないと思います。また、同じ研究室でも、テーマが分かれていれば、中間報告などの報告会がない限り、何をしているのかわからないことも多いです。直属の先輩以外や同期からのアドバイスなどもブログで状況を公開することで集まるかもしれません。特に引継ぎに関して、4年生で研究室に配属されて、研究テーマを与えられ、卒業論文を提出して卒業していく学生がいると思います。しかし、そのテーマを引き継ぐ次の学生は、卒論のみが、資料となり、先輩がどこで工夫してどこで失敗してきたかなどの情報は、ほとんど伝わりません。時系列で研究日誌としても利用できるブログがあれば、引継ぎもスムーズにいくと思います。
・ワークグループによる研究プロジェクト
緊急のワークグループや、研究テーマなどにおいて、全国に散らばった研究者の情報共有は大変でした。そこで、研究者毎にのブログを持ち、そこで報告を行うことで、全国の研究者の情報を把握することが出来るようになります。また、それぞれの内容について、自分の意見を述べれることで、一堂に会した会議までの情報共有としても、また、実際の会議においても、前もって情報を共有することで、さらに深い議論が出来るのではないでしょうか。